2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

稲垣純也スナップ48 「幽玄に洗濯物が揺らめく光景」

稲垣純也スナップ48 「幽玄に洗濯物が揺らめく光景」 暗い駐車場の奥のコンクリート壁に光が射し込んでいる。風で背景の影は生き物の様にざわめき、洗濯物のシャツも何かを暗示させるように揺らめいている。背筋がぞくりとする光景。そこには意味は存在しな…

稲垣純也スナップ47 「珈琲の中のステンドガラス」

稲垣純也スナップ47 「珈琲の中のステンドガラス」 銀座で珈琲を飲む。 昔の古きよき時代の洋館の雰囲気を演出している良い喫茶店だ。 注文した珈琲に店のステンドガラスが写り込む。 こんな小さな出来事でも何だか幸せな気分になる。 珈琲の味にもなんだか”…

稲垣純也スナップ46 「暗雲に覆われ光が浮かび上がる渋谷の交差点」

稲垣純也スナップ46 「暗雲に覆われ光が浮かび上がる渋谷の交差点」 まるで急に夜になったような錯覚するほど暗雲が渋谷の街を覆った。 ただ後ろの方ではまだ雲間からの光で夜ではないことがわかる。 街灯や看板の照明の光がぐぐっと浮かび上がる。 この時間…

稲垣純也スナップ45 「観覧車の見える隙間景」

稲垣純也スナップ45 「観覧車の見える隙間景」僕は隙間から見える景色が好きだ。 自分の中で勝手に「隙間景」と呼んでいる。 何気ない景色が”偶然性”で面白くなる。薄暗く圧迫される建物の間を歩いていると、 ふと上にカラフルな観覧車がゆっくり廻っていた。

稲垣純也スナップ44 「雲間から光が差し込む鉄塔のある光景」

稲垣純也スナップ44 「雲間から光が差し込む鉄塔のある光景」 ”ドラマチック”っという言葉を使うとなんだか恥ずかしいが こういう光景に出会うとそうとしか表現できない。 重い暗雲から神々しい光が差し込み、すすきが風に揺れ、鉄塔が一人孤独に佇み、それ…