稲垣純也スナップ46 「暗雲に覆われ光が浮かび上がる渋谷の交差点」

稲垣純也スナップ46 「暗雲に覆われ光が浮かび上がる渋谷の交差点」



まるで急に夜になったような錯覚するほど暗雲が渋谷の街を覆った。
ただ後ろの方ではまだ雲間からの光で夜ではないことがわかる。
街灯や看板の照明の光がぐぐっと浮かび上がる。
この時間はまだ夜ではないのに目の前は夜の様相に変体する。
頭の中で時間と現実の混乱が起き心のめまいがする。
なんだか夜の街が生きているような感覚だった。