稲垣純也スナップ25 「にじんだ樹木」

稲垣純也スナップ25 「にじんだ樹木」



突然のすごい雨、車を止めふと横を見た車窓の街路樹に心がざわめく。雨が世界を水墨画の様ににじませ、不気味な薄緑色の世界を作り出す。雨のにじみが屈折して”動き”と”奥行き”を感じさせ、色が心理状態に作用したんだろう。

にじんだ世界もまた美しい。